『火山のふもとで』・松家仁之

2014年04月15日

最近読んだお気に入り本です。
2度読みしました。

仕事先の本好きの方から勧められました。趣味も似ているので、お話の機会がある度に「何かお勧め本あったら、教えてください。」とお願いをしていました。
今回のおすすめは、『火山のふもとで』です。

物語は、設計事務所で働く「ぼく」が、就職した1年と少し、そしてさらに30年後について語られています。とても美しくて上品な文体で、物語の中で静かに流れるピアノ曲は、映像のイメージと共に聞こえてくるようです。
また、車や料理のセレクトも品が良く、さすが設計事務所!と思うほど。しかも、いやらしく感じさせないのは、作者自身の品格なのでしょうね。心地良い上品さが何とも言えず、滋味あふれる物語でした。

「ぼく」が語る先生は、建築家『吉村順三』と目されています。紹介してくれた方も、「吉村順三が建てた美術館もおすすめです。」と谷川温泉の美術館も紹介してくれました。機会があったら、ぜひ訪ねたいです。

Category:日々のこと